なんとなくですが、肌感的に
世の中に明るい雰囲気が
戻ってきたように感じています。
2020年が間も無く折り返し地点に
差し掛かっているのがビックリです。
今年の上半期は、完全にコロナ一色でしたね。
下半期はコロナを踏まえ、世の中が
大きく変わっていくではと感じています。
では本日のテーマですが、
カウンセラーや占い師といった立場の人が
どんな事をすべきで、どんな事をやれるのか、
私の価値観についてお話をさせていただきます。
どうしてコーチやコンサル、占い師といった
立場の人が求められるかというと、
クライアントさんは今の自分の状況や問題点
課題点を客観的に判断することができず、
自分が求めるゴールに辿り着くための方法を
持っていないからではないでしょうか。
天才肌な人は、本を読んだり独学で
自分の課題点ややるべき事を
見つけていけるのでしょうが、
大体の人は難しいのではないかと思います。
なのでここで、経験と知識を持ち合わせている
専門家が客観的な判断とアドバイスを
することに価値が生まれてくるわけです。
人を導く職業の責任とは
私がまず何より思う事ですが、
カウンセラー、コーチ、コンサルタント、占い師は
形が見えないサービスを提供しているからこそ、
どうしたらサービスに価値を感じてもらえるのか、
理解してもらうのがもともと難しいです。
私自身も、日々色んな方法を考えて試しています。
その人の人柄やゴールまでの導き方が
重要になるのではないかと思っています。
そして、コーチやコンサルは、
お金を払ってくれたお客さんと
最初に約束したことを何が何でも
達成しなくてはいけない義務があります。
商売として、売上を上げるという観点からすると
誰それ構わずお客さんにした方がいいのかもしれません。
ただそうすると、自分の専門外の悩みを
抱えている人を取ってしまう可能性もあり、
結果としてお客さんの問題解決ができず、
お客さんの時間とお金を
ただ奪ってしまうことになりかねません。
もし私がどんなに頑張ってサポートしたとしても
最初に約束した目標が達成できていなければ、
お客さんが満足をしてくれてなければ、
それは何もしていないのと同じになってしまいます。
私がどういう思いでこの仕事をしているのか
とても難しいポイントなのですが、お客さんに
具体的な方法論を身につけてもらうことは、
問題解決の本質からかけ離れてしまいます。
説明が難しいのですが、
誰かが成功したパターンや方法というのは、
本質的な事を理解し、その本質的な部分を
再現するようにしないと何の意味もなくて、
その人個人の生きてきた背景、家族構成や
時代背景、現在の状況や環境、
周囲の人間関係などあらゆる要素が
複雑に絡み合い関わっているので、
つまり誰かが成功したパターンを
ただ教えていくというのは、逆にそのお客さんを
迷わせてしまう可能性も出てきます。
たまに
「私は成果に繋がるまでにこのくらいの
時間がかかったから、そのくらいは頑張るべき」
そんな言葉も耳にしますが、
自分とその人だと、立ち位置が違いすぎますので、
このアドバイスは何の役にも立ちません。
カウンセラー、コーチ、コンサルといった
立場の人、言葉の影響力を持ちやすい立場です。
なのでその人が「こうしろ」と言ったことは、
違和感を感じても従うべきという価値観を
お客さんに与えてしまいやすくなります。
真面目な人こそ、無理矢理頑張ります。
その言葉を信じ続けて無理に頑張ります。
でも最終的にその方法がその人に合わず、
成果につながらないので、これ以上続けることが
しんどくなり諦めざるを得なくなってしまった時、
「私がやりたいことはこれじゃない」ではなくて、
お客さんが「私には無理でした」そうして諦めて
しまったとしら、それはどういうことなのでしょうか?
お金は返金できるかもしれませんが、
時間に対しての責任は、
どのように取ればいいのでしょうか。
つまり何が言いたいのかというと、
本当は「自分がどうしたいのか」
「どうすべきなのか」その答えは
お客さん自身が持っているものなのです。
目の前にある様々な問題が邪魔をして、
それが見えなくなっていたり、
判断がつかなくなっているだけであり、
私の役目は、目の前の問題を整理し軽くしていき、
原因を探り見つける事で、問題解決のための糸口を
見つけやすくしてあげる、が正しいのではと思います。
あくまでも、
考え方のヒントや、答えを見つけるための
誘導をいかにできるか、です。
人は今まで生きてきた人生の中で培ってきた
価値観と解釈の中で物事を考えるので、
まずはその周波数に合わせることが大切で、
もし相手が無茶苦茶な理屈やクレームを発しても
「頭おかしい」などと自分の価値観で
ジャッジをしてはダメです。
決めつけたり、怒りを感じるなんて論外です。
相手が何を思ってその言葉を発しているのか、
その言葉の裏側をきちんと読み取ろうとすることは
かなり大事になるのではないでしょうか。
私は自分の言葉が理解してもらえない
苦しい経験を何度もして来ているので、
その辛さがとてもよくわかります。
よく「すべての答えはお客さんが持っている」
という言葉を耳にします。
少額でもお金を払ってくれたら自分のお客さんです。
どんなことでも、お客さんからの意見は真実ですし、
おもてなしの極意を教えている接客のカリスマに
私はそのように教わりました。
なので理想論かもしれませんが、
どれだけお客さんの声に耳を傾け、
理解しようとするのかが、
一番大切なのではないかと思っています。