本日のテーマですが、
「事実と解釈の違い」
こちらについてお話を致します。
事実とは、実際に起こった、
または存する事柄であり、
誰が見ても変わらない事象です。
人間は誰しも、起こった事実を
自分のフィルターを通し主観を
交えた状態で記憶としてストックし、
自分の中で作り上げたその解釈の中で
物事を判断し、生きています。
自分の中の価値観や何かの経験談などには
必ず主観的な要素や感情が入り混じるので、
イコール事実ではないのですが、
事実=解釈の意識のままの方もいます。
事実=解釈になってしまうと…
事実と解釈の区別がついていないとどうなるでしょうか?
そうすると、事実を自分の都合の良いように
曲げたり、周囲に押し付けてしまったり、
感情が邪魔をして判断がしにくくなってしまったりと、
デメリットに繋がってしまう可能性があります。
例えば、人間はもともとリスク回避のために、
7〜8割ネガティブに考えるようにできています。
落ち込んだ時などに、
思考がとことんネガティブな方向に
行ってしまうのはこれが理由であり、
実際には起こっていないのに思い込みを強くし
結果として自分の中に不要な真実を
作り出してしまうことも多々あります。
自分では意識していないかもしれませんが、
「あの人はわたしのことはこう思っているから」
「私は〇〇さんに嫌われているから」
「〇〇はこうでなきゃいけないから」
などというフレーズを口にした経験はありませんか?
実際のところ、
本人から直接その内容を聞いてない、
それがほとんどなのではないでしょうか。
それ以外にも相談を受けていて、
本人の中で思い込みによる強いルールを
持っているケースも多々あります。
「どうして?」
「そのルールはどこから来たの?」
「なぜそんなに頑なに
その価値観に縛られているの?」
そう思うことがたくさんあります。
そして、起こるかどうかわからない
失敗やリスクを必要以上に
恐れるようになっていきます。
ネガティブな思い込みの影響力
これがいわゆる取り越し苦労であり、
実際には9割以上起こらないことなのですが、
本人の中で思い込みを強くしてしまうことで
結果として事実になってしまうことがあり、
自分では望んでいないのに、
その思い込みに対しての関心が
強くなっているため、無意識的に
引き寄せてしまう行動をとってしまうことになります。
まずはそれが事実なのか、
自分の主観が大きな割合で入って
しまっているものなのか見極めが大切で、
自分の思考のクセを知っておくことも、
不要な思い込みによるネガティブ思考スパイラルを
ストップできるようになります。
または、いつも極端にネガティブに
考えてしまうのが悩みだとしたら、
解釈の仕方を変えることにより
解決するかもしれません。
基本的に、人生は捉え方次第で変えられるものです。
結局のところ、どんな事柄も
捉え方の問題が大きいので、
よくネガティブ思考に陥ってしまう人は、
物事の捉え方が全て
ネガティブになっている可能性大です。
なので一歩ひいてみて、違った目線から
捉えてみるのは有効な手段と言えます。
私もよく落ち込んだ時は、
人間はもともと、ネガティブに考えてしまう
生き物だからということを思い出すので
それを無理になんとか直そうとしたり、
ネガティブに考えてしまう
自分を責めたりもしません。
基本忘れるまで放置です笑
人間は感情の生き物なので、
なかなか難しい部分もあるのですが、
いかに落としどころを見つけていくかが大切で、
そこにメンタルの強さは関係ありません。
あなたにとって上手くいく方法を見つければいいだけの話です。
捉え方次第で変えることができる、
少し意識してみてくださいね♪