アダルトチルドレン、という言葉でも
知られていますが、このワードを
ご存知の方の方が多いような気がします。
インナーチャイルド、アダルトチルドレンが
原因で悩んでいる現代人はかなり多いです。
人間関係でトラブルや悩みを抱えやすい方は
ほとんどと言っていいほどこれが原因です。
インナーチャイルドとは？
根本にある、
愛されていない、
自分は必要な人間ではないという価値観、
何をやっても上手くいかず、
自分を好きになれない。
どこへ行っても人間関係でつまずき、
居場所がない。
愛されたい、認められたい、嫌われたくない。
そうした感情が、自分を追い込むようになり、
他者に自分の心の穴を埋めてもらおうとし、
不健全な関わり方を続けるようになっていきます。
自分の内面を分析し、冷静に客観的に
現状を判断できる状態を作ることは、
問題解決の糸口を作るための大切な要素となります。
ではその9種類のインナーチャイルドですが、
今までご紹介することができていませんでした。
それぞれの特徴とともに、
どういった影響がそのインナーチャイルドを
形成していくのかについても解説します。
9種類のインナーチャイルド
【ロストラブ】
「愛のない冷たい家庭」で育成された
可能性のある方のインナーチャイルド。
例えば、両親が共働きや親に構ってもらえなかったり、
具体的な愛情表現を得ることができなかったとき
このインナーチャイルドは育ちやすいです。
このインナーチャイルドを持つ人は、
・愛情をくれそうな人にしがみつく。
・でも人との距離感を極端に持ってしまう。
・孤独感、見捨てられ不安、空虚感を持ちやすい。
このような特徴を持ちやすくなります。
実は私はこのインナーチャイルドを
強く抱え続けていたんですよね。
当時は全く自覚がなく、突然襲いかかってくる
見捨てられ不安、孤独感にひたすら耐えるのみで、その度に自分がすごく嫌いな存在になっていました。
いつも誰かにダメだと思われているんだ…
この人は本当は私のことが嫌いなのではないか…
そのような恐怖をしょっちゅう感じていました。
事実は全くそんなことはなく、
ただ私がそう思い込み続けているだけです。
そして私がそのようになっていたのには
きちんと理由と原因があることを知れました。
【ニゲーション】
「否定や差別」を受けて育成された
可能性のある方のインナーチャイルド。
例えば、兄弟姉妹と比較されるような気分を
感じながら育ってしまった人が持ちやすいです。
・「自分は劣っている、間違っているんだ…」
という思い込みを抱えやすい。
・表面的にはとても常識的で、
否定されないように振る舞う。
・良い子になろうとする。
・抑うつ、感情を隠そうとする。
・親の期待を満たして報われたい気持ちがある。
このような特徴を持ちやすくなります。
【エクスペクテーション】
「親の過度な期待」で育成された
可能性のある方のインナーチャイルド。
親の期待を一気に引き受けなくてはいけない
状況で育ってしまった方が持ちやすいものです。
このような方は特徴として、
・プレッシャーに緊張しやすい。
・強迫観念的でストイック。
・自分を追い詰めやすい。
・失敗すると自暴自棄になったり
絶望を感じやすい。
上記のようなものを持ち合わせやすくなります。
【アビアランス】
「世間体重視」で育成された
可能性のある方のインナーチャイルド。
いいお家柄など、他人の目を気にするような
環境で育った方の持つインナーチャイルドで、
・コンプレックスを感じやすい。
・中身が大切と言いながらブランド思考
・つい、見栄を張ってしまう。
・理想を追求してしまいチャンスを逃しやすい。
・常識や枠組みにこだわる。
この方は中身よりも外見を特に気にします。
他人にマウンティングするのに本人が一番
コンプレックスを感じていたり、
自分より下の人に強く出たり
弱いものへの暴力などもあります。
自分で鎧をどんどん固めてしまい、自然体でいられなくなってしまいます。
【シークレット】
「秘密のある家庭」で育成された
可能性のある方のインナーチャイルド。
本当のことが言えなくなってしまったり、
嘘をついて他人をかばうようになってしまう。
あとは、他人と距離感を保つようになります。
このインナーチャイルドの特徴は、
・孤独感
・他人に心を許すことが苦手
・自己開示を恐れる
・感情を表情で表現することが苦手
・冷たいコンタクト
・自分から人を誘うことが苦手
・寂しがり屋の人間嫌い
このようなものがあります。
この方は羞恥心が強く、
自分を表現するのがとても苦手です。
【ディスライク】
「嫌悪されて」育成された
可能性のある方のインナーチャイルド。
親から他人との外見を比較されることで
無理なダイエットをするようになってしまったり、
摂食障害や性同一性障害、性違和を持つように。
・外見を育成者に否定される。
・別の性を望まれた。
・外見コンプレックス
このような特徴を持ち、
外見に自信が持てなくなってしまいます。
【ヘルパー】
「助ける役」を育成者にしなくてはならなかった
可能性のある方のインナーチャイルド。
いわゆる「逆転家族」といい、
親が自立をしておらず、親の役割をさせられ、
問題のある人に手助けをして自分の価値を
感じるようになったり、共依存的になります。
・人の世話をしすぎたり心配をする。
・自分が犠牲になることをしてしまう。
・問題のある人に惹かれる、尽くしすぎる。
・自分を出すことができない。
このような特徴を持つようになってしまいます。
【インダルジ】
「甘やかされ」て育成された可能性の
ある方のインナーチャイルド。
この方の特徴は、
・わがまま
・強い自己中心性
・育成者との絆が強すぎる。
・他人より親を中心に生きてしまう。
・他人からの忠告に怒りを感じ動揺してしまう。
・プライドが高い。
自分の欲しいものがたくさん
手に入ってしまったことにより、大人になると
親のようなパートナーを求めるように。
男性はマザコン、女性はファザコンな傾向があります。
【ディスペンデンスパーソン】
「依存的な育成者」のもとで育成された
可能性がある方のインナーチャイルド。
家族に依存症がいたり、共依存的な環境がある時、
その子供にも依存症が遺伝します。
・集中力が弱い。
・物事を最後までやり遂げることが苦手。
・逃避グセがある。
・衝動的にイライラした気持ちがわけもなく現れることがある。
・感情のコントロールが苦手
・何かの依存性を持つ可能性がある。
「趣味」と「依存」は紙一重です。
どこが境界線になるのでしょうか？
一つの定義としては、依存症になると、
周りに嘘をつき始めたり、毎回言ってることが違ったりします。
そして、中毒は周りを困らせるようになります。
あなたは自分を責める必要はないんです。
長くなりましたが、いかがでしたでしょうか？
それぞれ、あなたがどの要素を持ち、
どのくらいの傾向を持っているのかは
専用の診断を受けることによりすぐ知ることができます。
そしてここで一番理解して欲しいことです。
あなたのインナーチャイルドを分析した時、
今までご自身が繰り返していた行動パターンと
一致する結果をたくさん見られるのではないかと思います。
つまりそれがどういうことかというと、
今まで上手くいかず悩み続けていたことには
ちゃんと理由と原因があり、
あなたが悪かったわけではないということ。
自分を責め続ける必要はないですし、
大切なのは無理に自分を変えることでもありません。
あなたが生きてきた環境では、
そんな風になるのは当然だし、
自分を責めたり、苦しむ必要もないのに
頑張り続けてきた自分をいたわってあげましょう。
必要なのは、どうしてあなたがそうなったのかを知ること。
私のセッションでは、
私自身がたくさんセッションや
カウンセリングを受けてきて効果のあったもの、
実用的なものを抽出して再構築しています。
そして、全部で9種類あるインナーチャイルドの
どのタイプをそれぞれ強く抱えているのかを
調べるために、何項目かの質問に答えていただきます。
大体の場合、感情が邪魔してしまい、
自分の問題や自分がどんな状態なのかを
冷静に判断できていないことがほとんどです。
なので客観的にご自身が抱える問題を目視化するには、このような診断システムが非常に効果的です。自分が今どんな状態なのか、かつその状態がどうして作られてしまうのかを知ることができれば、解決法を見つけることも難しくありません。
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