あっという間に、
もう8月が終わってしまいますね!
今年はオリンピックもなく、
花火大会などの夏らしいイベントも
まったくなかったので、暑かったこと以外
あまりすっきりしない夏の終わりだなぁと
個人的には感じております。
では本日は、
今までちゃんと書けていなかった気がする、
「インナーチャイルド」とは何か!?
こちらについて書かせていただきますね。
インナーチャイルドとは
一言で言うと、インナーチャイルドとは
幼少期に感じた「未完了の感情」を
抱え続けたまま、あなたの潜在意識に
留まり続ける子供の頃の小さなあなた
です。
この
「理由がわからないまま
未完了に保留されている幼少期の感情」
つまり未完了の感情とは、
子供時代にあなたが親との関わりの中で感じ、
置き場所がないまま処理できなかった
「納得しがたい怒り」
「悲しみ」
「恐怖」
といった感情です。
インナーチャイルドを抱えている人は、
幼少期に感じた「未完了の感情」により、
大人になって生きづらさを抱えるようになってしまいます。
子供の頃の傷ついた自分自身が今も心の中におり、
大人になってその出来事を忘れてしまっても
傷ついた子供の心の部分はあなたの中に留まり続け、日常の中で何か他のことで不安や焦りを感じた時に現れてくるようになります。
例えばこんなシチュエーションはどうでしょうか?
さてこれを見て、
あなたはどのように感じますか?
もしかしたら過去にこのような経験を
した方もいるかもしれませんね。
幼い子供にはまだ善悪の判断が根付いていません。
なので自分を育ててくれている人が
間違っているとは、判断がつかないです。
お買い物に連れて行ってもらえなかった子供は落胆します。
ガッカリして、失望して、怒りがこみ上げてきます。
この怒りは納得しがたい辛い感情となりますが、
怒りを表現すると叱られてしまいます。
怒りを表現すると怒られてしまうため、
抑えるようになるのですが、その状態が
だんだん苦痛になってきます。
そして悲しくなってくるのですが、
悲しんで泣いていても怒られてしまいます。
(私も過去に、父親に「泣くな!」と
叱られた記憶があります。こういうのもそうですね。)
では怒りも悲しみも禁止された
子供はどうなるのでしょうか?
──様々な事を怖がるようになってしまうのです。
人間の主要な4つの感情
カナダの精神科医であり、
私の心理学講座の要素としても採用している
TA交流分析を提唱したエリック・バーン氏が
定義づけた人間の主要な感情は、
「喜び」「悲しみ」「怒り」「恐怖」
の4つです。
「喜び」以外はネガティブな感情ですね。
このブログでも何度もお伝えしていることですが、
人間は本当、基本的にネガティブな生き物と
いうことなんだなぁと感じます。
あなたが何かに対して不安な気持ちを感じるとき、
それはどの感情から生まれますか?
怒りから感じる不安もあれば、
悲しみから感じるものもある。
あるいは恐怖から感じるものかもしれません。
この3つの感情は、
様々な他のネガティブな感情を生み出します。
ネガティブな感情というのは皆、
この「悲しみ」「怒り」「恐怖」から生まれるのです。
インナーチャイルドを多く持つ人は、
幼少期にこの3つの感情を多く
感じる展開が多くなってしまっていて、
そしてなぜそんな感情を感じたのか
答えを見つけられていません。
傷ついたあなたの子供時代の心はそのまま、
どうして良いのかわからず途方に暮れています。
そして大人になったあなたは無意識的に、
その未完了の感情の答えを探し、
傷を癒そうなんとかしよう、と努力しますが、
上手くいかず迷い苦しみ続けてしまいます。
そして日常の中の何かのきっかけで、頻繁に
「悲しくなる」
「怒りを感じる」
「怖くなる」
これらの感情を慢性的に抱えるようになり、
習慣化していくようになるのです。
ネガティブな3つの感情「悲しみ」「怒り」「恐怖」
では、ネガティブな3つの感情を細分化し、
類似した感情を見てみましょう。
改めて感情の存在に気づくことで、
ご自身の問題に向き合うことができやすくなります。
悲しみから生まれる感情
不安・心配・苦しみ・後悔・無念・劣等感・諦め・罪悪感・恥ずかしい・失望・絶望
怒りから生まれる感情
不満・不快・嫌悪・落胆・失望・不審感・不信感・苦しい・恥ずかしい・緊張・イライラ
恐怖から生まれる感情
驚き・焦り・不安・心配・苦しみ・後悔・絶望・恥ずかしい・緊張・劣等感・寂しい
などなど…
もしここに挙げたもの以外にも
思いつくものがあれば、出してみてください。
このように言葉に出していくことは、
存在を認めることになり、
大きな意味を持つものとなれます。
自分が今どんな感情を抱えているのか、
それを把握することは自分の問題に
向き合うための大切な最初の一歩です。
インナーチャイルドとの向き合い方
10代の頃まではインナーチャイルドの
存在に気づく人は少ないでしょう。
そもそも、インナーチャイルドという概念は
心理学を学んだことのある人が知っているものです。
いわゆる「機能不全家族」で育った子供は、
インナーチャイルドを抱えやすくなります。
(機能不全家族については以前の記事で解説しております。)
機能不全家庭内で育成された子供の特徴と、それを克服した女性の話
それに気づかないままでいることで、
成人に達して自立のタイミングを迎えたのに
自立のタイミングが遅れてしまったり、
別の共依存先を探してしまったり。
親元を離れて自立できても
人生を思うように進められず、
生きづらさを抱え続けながら生きていきます。
そうならないためにも、
インナーチャイルドに向かい合い、
未完了の感情に気づいていく作業はとても大切です。
インナーチャイルドを理解すると…
・自分の感情が深い、不一致を
感じる瞬間がわかるようになる。
・ネガティブな感情が沸き起こっても、
冷静でいられるようになる。
・人生の苦手な場面の予測ができるように。
・トラウマ、コンプレックスの理由に気づける。
・人間関係で、他人との
距離感のくせに気づけるように。
・親と子の関係のクセに気づく。
・大切な人の感情のパターンのクセに気づける。
・生きることに対する緊張感が緩和される。
こんな風に、たくさんのメリットがあるんですね。
めちゃくちゃ良くないですか!?
今抱えている悩みからは、
ほとんど解放されるのではないでしょうか?
気づくことは、人を愛する技術のひとつ
インナーチャイルドは、
嫌悪感、不安感、焦燥感、絶望感など様々な
好ましくない心の問題を引き起こしてしまいます。
厄介なのが、ある時いきなり
スイッチが入ってしまうことです。
スイッチが入るためには、ある一定のパターンの
きっかけ(トリガー)となる状況があります。
そのパターンは過去の記憶の中に記録された
体験のストーリーの中にあります。
それを知っているのはあなただけです。
なので、それを分析することができるのは
記憶を保管しているあなた自身なのです。
インナーチャイルドを学べば、
自分自身はもちろん大切な人の
トリガーに気づくことができます。
気づくことができれば、
自分やあなたの大切な人を愛するための
技術を身につけられます。
まずは気づくこと、それは問題を解決するための
大きなきっかけになるのです。
傷の跡を消すことはできませんが、
古い傷痕の位置と種類を知ることでケアができ、
扱い方がわかるようになりますよね。
インナーチャイルド自身も、
そうしてもらう事を待っているのです。
あなたはどの種類の
インナーチャイルドを持っていて、
そしてどれを強く持っているのかは、
診断を受けてもらうことでハッキリと分かります。
(ちなみにインナーチャイルドの種類はこんなものがあります。)
9種類のインナーチャイルド
そのインナーチャイルドが
どんな出来事で作られてしまうのかを
学んでいただきつつ、
そのインナーチャイルドがあることで
同時に抱えてしまう自分に対しての
「〇〇してはいけない」という禁止令、
「〇〇しなくてはいけない」というドライバー
こちらについても調べて学んでいただきます。
あなたが劣っているから、ダメだから
そのようになってしまうのではなく、
「そうなってしまうのはしょうがない」
んです。
あなたはもともと、
自分を責める必要は全くないということを、
心の底から感じて欲しい。
その為のセッションを一生懸命考えて作りました。
インナーチャイルドのセッションにご興味がありましたら、お気軽にお問い合わせくださいね。